【短大】ひとを読み解く科学Bの次回授業は、11月12日です。

このところちょっと重たい話もあえて伝えています。
受講生の中にはその苦しみを味わったことがある人もいるかと思いますが、
確実に言えることは、あなたが悪いからではなく、
あなたがたまたまその環境で成長したから、ということです。

産まれもって「依存」「依存症」の人はいません。
成長する過程の中で「依存」が発生する環境にいたのです。
環境は本人が選べません。たまたま、ある時期に、
その環境下で暮らして成長したことが、「依存」になっただけです。

つまり「後から身についた」「学習して身につけた」ものだといえます。

前回取り上げたゲーム依存も、誰も自分を受け止めてくれない不安と
苦しみの中で、たまたまゲームという環境があり、そこに自分を
受け止めてくれる仲間がいた、それを語ると自分だって存在していいんだ
と思えるようになったのです。

ただし、これも『部分強化』でしかありません。

いつでもどこでも受け止めてはくれません。「部分」的にしか
受け入れてくれない私たち大人の作り出した、
虚構の世界でしか生きられないようになったのです。

さて、次回が「依存」から抜け出して自分をコントロールできるようになる
シリーズの最終版です。

その後に、ストレスから身を守るマネジメントの話をしますね。